岩工房の特徴

『岩工房』は、岩に似せたコンクリート構造物を造形するにとどまる工法ではありません。
お客様が要求した場所の周囲の環境に溶け込む景色を創出したり、お客様のまぶたに焼き付いたなつかしい景色を再生することを、ご提案させていただく工法です。

『岩工房』は実際に施工する前に、現場付近の地形及び環境調査が必要です。
これを現地調査と呼んでいますが、現場周辺の全体環境のなかでの岩の形状や色合い、質感等を綿密に調査することにより、現場全体の修景と擬岩造形の計画を立案し、完成予想図を画像等のデータによって、お客様にわかりやすくご提案させていただきます。

さらに、予想したとおりに出来上がるかどうか、試験施工によって実物の模型を製作し、お客様にイメージを確認していただきます。

環境護岸工模型

通常施工イメージ

岩工房施工イメージ

自由自在な擬岩構築

『岩工房』は、二重の造形網を使用することで、独特な岩の形状を醸し出すことができる現場打ちの擬岩構築工法です。
河川や湖沼及び公園内の擬岩として構築することにより、周辺景観とマッチした環境を創出することが出来ます。

しわ、窪みや亀裂など細部までこだわりを

『岩工房』は、型枠である造形網を適宜に屈曲させることで、多サイズ、多方向の凹凸をつけ、細部にわたり周囲と同じように造形することが出来ます。

自然環境の再生と創造

『岩工房』は、既設構造物の表面修景や取り合わせ部等の小規模な造形による景観の再生から、水生生物の生息が可能な岩場等の創出まで、自然環境の再生と創造ができます。

ローコスト、超エコ工法

『岩工房』は、施工にあたって特殊技能工を必要とせず、コンクリートの打設に必要なスペースがあれば、どんな場所でも施工可能です。また、自然にやさしい材料を 使用し、特殊機材を必要とせず、産業廃棄物も発生しないため、コストを大幅に削減できるローコスト、超エコ工法です。

構造体としての強度をあわせもつ

『岩工房』は、1度のコンクリート打設で仕上げるので、経年とともにコンクリート表面部分の亀裂やはがれ等による劣化がなく、また仕上がり表面部分を除いたコンクリート部(基本造形網の内側部分)は、無筋コンクリート構造物としての強度をあわせもつ擬岩構築工法です。

 

環境保護工法

『岩工房』は、心安らぐ環境の創出はもちろんのこと、現在ある古いコンクリート構造物を、昔の環境に再生することも提案しています。既設の構造物を撤去して新しく造りかえるには、撤去時に排出される産業廃棄物を含め、多大な費用が必要です。

『岩工房』は、この古い構造物を撤去することなく、表面のみを修景し、環境を再生させるとともに、無筋構造物としての強度も併せ持つことができ、経年とともにより自然さを増す、環境保護工法です。

また、『岩工房』は、主材料として、市販のコンクリートとコンクリートに混入する着色剤(無機顔料:コンクリート重量の0.1~0.5%程度)のみの自然にやさしく、どこにでもある、ごく普通の材料を使用しています。だから、環境にやさしい超エコ工ロジー法です。

自然との共生を考え、創造性に富んだ環境づくり

魚巣や植生エリアの保全や、水辺、岩場の創出により、釣りや子供の遊び場等を造形した川づくり、川辺の再生をご提案します。

自然環境の保護と育成

水の流れを考慮した凹凸の形状を設けることにより、土砂の堆積をうながし、植物の繁殖を助長します。
常時及び洪水時の水位を調査し、各種水生生物の生息をうながすように、魚巣、岩窟等を設けます。

 

ローコスト工法

『岩工房』は、汎用性の高い安価な市販の材料を使用し、施工時においても特別な機材を使用したり、特殊な技能をもった作業員も必要としないローコスト工法です。

施工方法についても、大きな仮設備や場所を必要とせず、コンクリート1回の打設で仕上げるので、工程が単純で、短くできるローコスト工法です。

ローコストで工期も短縮できる

構造物の補強・小規模工事など、どんな場所にも自在に施工が可能 。だからローコストで工期も短縮できます。

コンクリートの打設に必要なスペースがあれば、どんな場所でも施工可能で、特殊機材、特殊材料を必要とせず、産業廃棄物も発生しないためローコストで環境にもやさしいです。

一般の鉄筋一般の金網一般の着色
コンクリート

 

コンクリート1回の打設により仕上げるため工期の短縮となる作業が簡易であるため大きな仮設、機材等を必要としない特殊材料等を使用しないので、産業廃棄物も発生しない