【利光地区築堤護岸及び樋管工事】

発注者:国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所
工期:平成28年10月18日-平成29年6月30日
施工場所:大分県大分市大字利光

完成(対岸から)

完成(樋管正面)

 

 

 

 

 

 

 

 

本工事区間下流側において、小山を切り開き、堤防天端から河川水際まで維持管理の巡視路と漁場者の船着き場を兼ね備えた坂路を造成する計画でした。
設計図は等高線を基に書かれたもので、既存堤防との取り合い等不明確な点があり、従来通りの2次元による管理ではなく、3次元での照査が必要となりました。
まず初めに、伐採完了後3Dレーザースキャナーによる起工測量を実施し、現況地形の点群データを取得。坂路造成の3次元設計データを作成して、現況点群データとの重ね合わせを行い、発注者との検討・打合せを実施しました。
その結果、既存の堤防を切込む等の問題点が明るみになり、計画の見直しを余儀なくされた為、代替え案として、堤防天端高さで車両の退避場所を造成する事を提案し、3次元設計データを作成しました。
工期短縮を図るため、3次元設計データを基に、ICT建設機械(3D マシンコントロール)による施工を行い、設計照査から完工までのスピード感は、発注者からも高い評価を頂きました。

現場プロジェクトチーム